6才のボクが、大人になるまで。
12年間同じキャストで撮られた映画ということで、観ていると自分も一緒に人生を歩んだ気になりました。
人は時間の流れを自分の姿ではなく他人の姿から感じるから、そういう気になったのかもしれない。自分の姿は見えないけど他人の姿や変化は見えますしね。
最後のシーンで主人公が話していたこと。
「チャンスは掴むのではなく、いつもそこにある。」
この言葉は、まさにその通りだと思っていて、私たちはいつもチャンスのすぐ横にいるんですよ。チャンスのすぐ横で頑張ったりさぼったり、ご機嫌だったり絶望していたりする。
私たちがチャンスだ!と掴むときには、もうすでにチャンスに選ばれている時なんです。チャンスが選びたくなるような人間、チャンスがつい選んじゃうような“チャンスが来やすいタイミング”を自分で演出しちゃえば、ついうっかり何かが起こるんじゃないかと思うんです。
そんな話を、夕方のカフェでだらだらと話している気分になる映画でした。